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<Author: 孟浩然>
<Title: 留別王維>
<Format: 五言律詩>
<Year: 1988>
<BookName: 唐詩三百首詳解  上卷>
<Translator: 田部井文雄>
<style: 現代文有假名>
<style2: 日本現代譯文附假名標注>
<TranslatedTitle: 王維に留別す>
<BookPage: 53>
<UsedPage: 1>
<Feature: 0>
<End Header>
<Poem>
寂寂竟何待，朝朝空自歸。
欲尋芳草去，惜與故人違。
當路誰相假，知音世所稀。
只應守寂寞，還掩故園扉。
<End Poem>
<Translation>
わが心（こころ）はわびしくて、結局（けっきょく）何（なに）を待（ま）つことができようか。今（いま）は何（なに）も期待（きたい）すべきものはなくなった毎日（まいにち）ただひとりであきらめて帰（かえ）って来（く）るばかりである。故郷（こきょう）の山中（さんじゅう）に香草（こうそう）を探（さぐ）そうと、節（せつ）を守（まも）って隠棲（いんせい）すべく立（た）ち去（さ）ろうと思（おも）うのだが、惜（お）しまれるのは旧友（きゅうゆう）王維（おうい）よ、きみと遠（とお）くへだたること。

要路（ようろ）にある権力者（けんりょくしゃ）は、いったい誰（だれ）がわたしに力（ちから）を貸（か）してくれようか。力（ちから）を貸（か）す者（もの）はなく、真（しん）に理解（りかい）し合（あ）える人（ひと）は、世（よ）にまれなもの。今（いま）はただわびしい思（おも）いをそのままに心（こころ）に抱（いだ）きながら、またふたたび故郷（こきょう）の門（もん）を閉（と）ざして過（す）ごすことにしよう。
<End Translation>